2015.01.27
示談(交通事故)
1 交通事故の案件では、被害に遭われた方が、相手方保険会社から示談案の提示を受けた段階で相談に来られることが多いです。
2 事故が原因で体に不調を来しているのに、後遺障害の等級認定が「非該当」であり、それを前提とした示談案が保険会社から提示されるということは少なくないようです。
3 先日、そのような案件で、以下の内容の示談を成立させました。
①異議申立により後遺障害等級「14級」が認められました。
そのため、後遺障害慰謝料(逸失利益、慰謝料)の相当額の支払いの合意を得ることができました。
②実体に応じた損害を丁寧に主張したことで、当初の保険会社の提案額の5倍の休業損害額の支払いの合意を得ることができました。
③傷害慰謝料も、相当額を算出して提案したことで、当初の保険会社の提案額より20%増額した金額の支払の合意を得ることができました。
4 結果、当初の保険会社提案額の3倍以上の示談金の支払いを受ける旨の合意をすることができました。