2015.04.17
出向感想文とそのコメント
1.先日、他事務所からの出向で、私の任意売却決済に同行した修習生から、以下の感想文が提出されました。
【転記】
4月16日の1日だけですが、北薗法律事務所に出向させていただいた、68期司法修習生の○○と申します。今回は、北薗先生にご一緒させていただいて、不動産の任意売却の決済に立会い、北薗法律事務所の見学までさせていただきました。
任意売却後の北薗先生との質疑応答では、私が導入修習で学んだことを忘れており、先生を辟易させてしまうこともありました。しかし、先生は、任意売却に関する知識のみならず、経営に関するノウハウまで懇切丁寧に教えて下さいました。しきりに北薗先生が私に対し、「就職が決まらないなら、地元なり弁護士過疎地域なりで独立開業すればいい」旨おっしゃってくれたのは、忘れられない思い出です。
たった1日でしたが、非常に貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
2.私がこの日行った質疑応答は、以下のとおりです。
(1)決済の場で行われた各法律行為の指摘(売買、仲介、登記に関する委任等)
(2)不動産仲介の根拠法令
(3)破産管財人が登記義務者として行う任意売却に「登記原因情報」が不要な理由
(4)売却代金の財団組入れの法的根拠
3.決済は、百五銀行の鳥羽支店で行いました。
事前に、不動産業者が買主に「重要事項の説明」をしていたので、決済手続は30分程度で終了しました。