2012.09.26
死因贈与 [相続・遺言]
1 死因贈与は、
① 自筆証書遺言、公正証書遺言ができない時の対策
② 自筆証書遺言、公正証書遺言が要件を欠き、無効な場合の死因贈与へ
の転換
③ 事業承継対策(主として負担付死因贈与)
等の場合でみられます。
私は、①、②のケースは、それぞれ何度か経験がありますが、③のケース
はありません。
2 遺言の規定の準用規定がありますので、死因贈与の撤回等も含め、いろ
いろな論点があります。
3 予め、弁護士として作成に関与する場合は、
(1) 効力対策(証拠化) (2) 死亡後の執行方法
等を考慮に入れておく必要があります。