2017.02.28
修習生感想文
「決済に同席させて頂いた感想」(※下線部は私のコメント)
今回は、私は、北薗先生が破産管財人をされている事件の、農地の任意売却(※1)の決済に同席させていただきました。
私は、恥ずかしながら破産法や、農地法、宅建業法などに関する理解が全く足りておらず、北薗先生から今回の事件の資料をお借りした際に、基本的な事項について何点かご指摘いただきました。
通常の決済では、その場で委任状等(※2)を作成するのだそうですが、今回の決済では、事前にそれらが作成されていたこと、また、買受人の方が売買代金を現金で用意されていたことで(※3)、手続き自体はとてもスムーズに終わった印象でした。
短い時間ではありましたが、手続きを待っている間、委任状や農地法5条の許可関連書類などの原本を見させていただくことができました。
また、北薗先生が、買受人の方や司法書士の先生と、風力発電についてお話されているのを聞いて、法律のことだけでなく、広くアンテナを張って情報収集することの大切さを感じました(※4)。
北薗先生には、お忙しい中、担当の修習生ではないにもかかわらず、別件の破産管財事件の配分表を起案させていただき、債権者集会(※5)に同席させていただくなど、大変お世話になりました。
お話させていただくたびに、自分の至らなさを感じ、不甲斐ないばかりですが、これからの修習を充実したものにできるよう、取り組んでいきたいです。
選択修習の講義(※6)などでお会いした際には、少しでも成長した姿をお見せできるようにがんばります。
※1 無担保の物件であったので「任意売却」といえるか。
※2 売買契約書、登記用の委任状等。
※3 通常は、売買代金の出金手続きに30分から1時間かかる。
※4 ちなみに、本日の目的物件は、太陽光発電用の土地の売却。
※5 第1回集会。債権者多数出席。
※6 破産管財と相続の講義を担当。なお、同修習生は、当事務所で遺産分割協議書も起案。