2014.04.05
修習生の起案(平成26年修習 その2)[その他]
1.債権仮差押がされたために、第三債務者による供託がされた
案件について、起案をすることになりました。
2.当事務所は現在、①債権者の立場で差押をどうするかを検討
すべき事案と、②破産者(債務者)の第三債務者に対する債権
が仮差押を受けて供託されている事案(破産管財人が供託金
の払渡しを受ける方法を検討すべき事案)を扱っています。
3.①の事案は差押競合になるか否かという問題点があり、②の
事案は法務局に提出する必要書類は何かという実務上の問題
点があります。
4.弁護実務修習中の修習生が、②の事案について起案しました。
5.修習生として期待されている回答は、
ア 仮差押と破産の関係(根拠条文)
イ 保全裁判所に提出する書類(上申書、失効証明書)の起案
ウ 法務局に提出する書類の起案
エ イ以外の添付書類は何かの調査
です。
6.そして、アないしエの書類を作成するにあたり、何を調べたのか
(出典)をメモとして提出することが期待されます。
7.修習生にとっては、上記2①の問題も、調査・勉強しておくことが
有意義だと思います。一つの事件で法的知識を深耕することができ、
別の事案への展開をすることができるようになると思います。